棚田オーナー制度
棚田オーナー制度について


豊かな自然を背景に米作り体験を。
川場村は上州武尊山(2,158m)の南面に位置しています。この山は独立峰で、降雪も多く、麓からでも6月下旬まで残雪を望むことができるほどの深山です。村ではその山を駆け下りる川と豊富な湧水が相まって、ミネラルが豊富な水で稲作が行われています。とりわけ、ふじやまビレジがある冨士山地区には、特徴的な石積みの棚田が広がっています。森や地下から流るる水が最初に出会う集落ですから、汚れなき分水嶺の水となっております。
ここで行われているのが「棚田オーナー制度」です。この伝統的な景観を守ること、水源地のダム機能としても受け継いでいきたいものです。豊かな自然の中で地元の農家さんと一緒に米作りを行い、土に触れながらの楽しいひと時は、棚田のオーナー制度の魅力です。お米の国で生まれた実感を肌で味わう体験を、みなさまもご一緒にいかがでしょうか。
開催概要
募集期間 | 2025年3月15日(土)~3月31日(月)(消印有効) ※区のおしらせ3月15日号でもご案内いたします。 |
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参加方法 | ●このオーナー制度の趣旨をご理解、ご賛同いただきます。 棚田オーナー制度のお約束事(PDF/170KB) ●冨士山地区の田んぼにて作業を行います。(日帰りのご参加も可能です) |
年会費 | 1口 31,420円(税込)・・・各回の参加費(1泊2食・プログラム参加費)は別途必要となります。 |
参加費 | (1)第1回 5月 大人6,980円、小人5,090円、幼児2,190円 (2)第2回 6月 大人7,430円、小人5,240円、幼児2,190円 (3)第3回 9月 大人6,980円、小人5,090円、幼児2,190円 ※第2回はふじやまビレジ宿泊となります。 |
募集口数 | 12口(抽選)・・・1口での各回参加は、1部屋(5名)まで |
収穫物 | ●お渡しできる米の量は、玄米にて30kgとなります。 ●収穫したお米は乾燥し脱穀・籾摺りを行った後に、宅急便等でお送りいたします。 |
農園利用方式 | ●1口会費/31,420円(税込) ●オーナーの条件/申込者が世田谷区在住、在勤、在学 ●作業内容/田植え、草取り、稲刈りを実施。その他活動は、各自で農家の方と調整して作業することも可能です。 |
その他 | この棚田事業は、田植えから収穫までを通した年間コースとなっていますので、体験申込み等をお受けすることはできません。 |
お申し込み方法
●ハガキ(FAXも可)
ハガキまたはFAXで記載内容をご記入の上、以下までお送りください。
- 【宛先】
- 〒378-0101 群馬県利根郡川場村大字谷地1320 世田谷区民健康村
- 【FAX】
- 0278-52-3313
- 【記載内容】
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- 農業塾 棚田オーナー制度 申込
- 住所 世田谷区○○○
- 氏名(ふりがな)
- 年齢
- 電話番号
- 申込口数
作業内容
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第1回/2025年5月24日(土)~25日(日)
「田植え」
村内ではほとんどの農家さんが機械を使って植えていますが、このオーナー制度では、昔ながらの手植えで行っております。おやつには地元田植え祭り風のおもてなしが待っています。
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第2回/2025年6月28日(土)~6月29日(日)
「草刈り」
田んぼの中や周りの草が伸びると、日が当たりにくくなったり風通しが悪くなったりするため、稲が病気にかかります。また、伸びた草は害虫にとっては絶好の隠れ場所です。草刈りは大変ですが、大事な稲を守るための重要な作業です。
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第3回/2025年9月27日(土)~9月28日(日)
「稲刈り」
黄金色に実った稲穂…、待望の収穫の時期です。冨士山地区のお米は刈り取り後に、木で組み上げた『はって』に干し、天日でじっくりと乾燥させます。それにより、稲全体の栄養分が穂先に集まり、栄養たっぷりの美味しいお米になります。
その他作業(脱穀や籾摺りなど)をご希望の場合は、農家さんと直接調整し体験することができます。
- ※体験の内容は予定となります。天候等諸事情により変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
農家さん紹介
皆さんと一緒に米づくりをする農家さんを紹介いたします。昔から冨士山地区で農業を行い、冨士山地区を知り尽くしたプロフェッショナルの皆さんです。

関 延男さん

板山 慎吾さん

代表/中村 久さん
スタッフ紹介
健康村里山自然学校
- 校長/宮林 茂幸(東京農業大学 名誉教授)
- 副校長/宮内 誠(元群馬県職 農業系技師)
- 講師/五十嵐 大造(東京農業大学 非常勤講師)
- 講師/山本 信次(岩手大学 農学部付属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター 教授)
- 講師/入江 彰昭(東京農業大学 地域環境科学部 地域創生科学科 教授)
棚田オーナー制度のお約束事


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地権者といつもいっしょの米づくりをしていただきます
基本は地権者と共に田んぼに入り、共に汗を掻きます。そんな中、川場についての様々な会話の端々から、川場村を愛する気持ちを育んで行きましょう。
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田んぼに入ってお米を作っていただきます
基本的に進んで田んぼに入り、積極的に稲作に取り組むことが目的です。基本的な作業は①田植え②草刈り③稲刈りとなります。稲作にはその他の作業もたくさんありますので、地権者と話し合いの上でその他の作業機会を得ることも可能です。
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自然と付き合っていただきます
自然が相手の稲作ですから、天候により不作になる可能性もあります。そういったことも含めた理解が必要となります。また、作業日が悪天候の場合も踏まえ1泊2日のスケジュールとなっております。
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地元住人や他のオーナーとのコミュニケーションを大切にしていただきます
地権者やその他の住人と交流を行うことで、双方の信頼関係を深めることを目的とします。
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美しい景観と地元住人の生活を大切にしていただきます
先祖から受け継いできた貴重な土地・自然を継承してきました。そこには棚田のみに限らず周辺環境の整備も目的の一つとなります。川場の美しい景観とは、生活と自然が結びついているからこそともなります。そのため稲作だけでなくその他、農業体験の場も地権者と直接ご相談の上、機会を得ることも可能です。
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安全に作業をすすめていただきます
草刈り、稲刈りでは手道具(刃物)も使用します。その取り扱いには十分注意し、安全で楽しく作業が出来るようご協力ください。
棚田地権者の心意



私たち(川場村富士山地区地権者)は先祖から受け継いだ環境を後生に残していけるよう日々努力しています。また、区民の皆さんと共に、この「棚田オーナー制度」を通し、すばらしいふるさとづくりが築き上げられるよう一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。